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2017年10月11日

ビンテージギターと新しいギターどちらが良い?

僕なりのビンテージギター論を書いてみる。

いつの時代でも、やはり手が届かない事と、持ってる人の方がマイノリティなので、ビンテージなんて使わなくったって!なんてよく言われる。まぁその人がそれでよければ、僕には関係ないし、万人に使って欲しい買って欲しいとお願いしている訳ではないのだが。

しかしあまりにあちこちでビンテージなんて!いらねえだろ?と言われすぎてがっくし。
というわけで、生徒にしか話さなかったビンテージギターについて、少し書いてみようかと思ってパソコンに向かってる。

先日もエボニー、ローズウッドに規制が始まったが、まず木材が枯渇していることは皆さんご存知の通り、60年代には枯渇したと言われてる。80年代に売られていたフェルナンデスやクレイマーなどの木を見ても、いやーこんなに良い木は今使えないだろうなと思うほどなので、ビンテージに使われている樹齢の長い木材なんて、もうギター材としては手にも入らないであろう。

そして、今の電化製品を見てもらえば分かるが、なんと摩耗と劣化が早い事か。どれも2〜3年で壊れる様な金属で作られてる。
ギターのパーツだって、アレがダメにこれがダメになんてしょっちゅう聞くはず。
でも、僕のヴィンテージギター達は、全くパーツ交換せずとも50年くらい経っているのに故障が無い。
本当かどうか知らないが、当時は金属加工の技術も高くないから、軍隊で使われた金属と、ギターパーツに使われてる金属の差がないらしい。 今で言えば、スペースシャトルに使われるような、金属と言えるだろう。確かに強靭だ。

そしてFenderでいえば、Pre CBSといわれる、1964年より以前のものは、全てレオフェンダー氏が管理し、チェックしてから販売されていたとの事。今で言えばオールハンドメイドの手工ギターと同じ。

それこそ、エレキギターのコイル、ギターの形状、音の出力方法など、今までと全く違う考えで作られた物が出て来たら、それは別世界。それは興味めちゃある。
でも実際の所、どこも同じストラトの様な、レスポールの様な形で、コイルも、磁石も、ボリュームポットですら、70年前と同じような構造のものしか無いのに、新しいギターとビンテージと分けて考えるのが変だとずっと思ってる。

分けるなら良いギターと悪いギター。それに尽きる。

ビンテージギターは高いと言われるが、デパーゴなどいわゆるハンドメイドでちゃんと管理してストラトを作ってるメーカーのものは100万円前後じゃないか。
他の安いギターと比べるから、話がややこしくなる気がするなぁ。  

かといって安いのがダメと言いたい訳じゃない。
ネジをなめずにぴったりの高級なドライバーと、100均で買えるドライバーでは同じ形状でも使いどころが違う。
ペンキ缶の蓋を高級なドライバーで開けなくても良いじゃないかって話。適材適所だし比べるものじゃない。

想像して欲しい、樹齢の長いデッドストック状態の木材をボディーにつかい、ネックにはワイントン条約で保護されたブラジリアンローズウッドを貼り、手間のかかるラッカーで何度も塗装し、スペースシャトルで使われてる強靭な金属を使って作られ、責任者が全てのチェックを行ってから売りに出されるギター。

といえば、そんなに高いと言われないと思う。

あ!!!ただ、僕が言ってるのはFenderでいえば1964年以前のものだけ。それ以外は確かに興味が無いかな笑。

投稿者 burtman : 2017年10月11日 18:03