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2017年4月27日

ソロアルバムへの道1to10

ソロアルバムの曲達がデモ状態ではあるが出揃った。
僕自身がこのアルバムが聞きたいと思えるものを作りたいと思って作り始めてどれくらい経つだろう笑。もちろん随分皆さんもですが、なぜか自分を待たせてしまった気分。
これから各曲、録音を重ねたり、いじったりしていってだんだん形になっていく様を共有したいなんておもって、つらつらとアルバム歓声までのストーリーを書いていこうかと思って。
出来事は全て僕の心の中の事なので、誰かが読んでる事を気にしないで、好きな言葉で書いていきますが、傷つけてしまう様な表現でしたらごめんなさい。

その1

ソロアルバムを作りたい。

それはもう15年以上前から考えてたなぁ。

最初はなんでだったかなぁ、バンドが好きで、歌詞に泣き、メッセージに夢中になり、アメリカのサウンドに興味が湧き、ソウルに溺れ、ジャズミュージシャンに没頭して、とにかく1番にならなきゃと思ってた頃、なんだか音世界というはカテゴライズされて世界中にもっともっとある!と気づいたからかな。

世界のトップアーティストの傍らで素晴らしいギターを弾いている人も全員ソロアルバムを出していて、またこれが古い物になると入手しにくいのがまた面白くてね。マディ・ウォーターズのバディ・ガイ、マリーナ・ショウのデビッド・T・ウォーカー、ジャクソン・ブラウンのデビッド・リンドレイ、ジェームス・テイラーのダニー・コーチマー、矢野顕子のトニーニョ・オルタ、山下達郎の松木恒秀、デビッド・サンボーンのハイラム・ブロック、マイルス・デイビスのマイク・スターン等、レアなソロアルバムを夢中になって探してた。

またこれが本当に様々で参加しているアーティストの音楽感とは全く別のタイプの方だったりして、ホントそれが面白くて笑。それを表す良いインタビューがあってさぁ、昔の雑誌だけど、頭文字PJという有名ギターリストのなんだけど、ソロアルバムを作らないかって話を貰った時に、8トラック分リズムギターを重ねて1曲作ったらスティービーが、メロディーを入れなきゃ曲にならないよって教えてくれたんだ!っていう記事みて、いやーーーぶっとんだねー。同じ事をした昔の弟子に、いったい何を今まで聞いて来たんだ笑って怒った事があったのに、トップギターリストであるPJまでもが!と思ったよねー怒って悪かったなぁとホント思った笑。

なんかそんな風にサイドマンって、歌ったり、メイン楽器やってたりする人と違って、ちょっと抜けてるっていうと失礼なんだけど、やっぱりやった事ないことはみんなあるわけで、ソロアルバムのほうがその人の人となりと言うか、作品としては無骨すぎていまいちってのも多かったりするんだけど、感情から真っすぐの音が詰まっているようで大好きだったんだよね。

でも、そこにはまた更にその人が経験して来た音楽体験があったんだなと今更ながらわかるわけ。俺の20も30も年上だったりする人達が聴いて来た音楽からの影響そのもの。その20も年上の聞いてた人はもう20くらいは上な訳で、トータル40年前くらいの音楽の影響ですからね。そりゃ、今のリアルタイムからいうと何もかも違うもの。そりゃ面白いはずですよ。

というわけで、そうやって歴史を紡ぐ音でありたいなぁという思いと同時に、そんな思いに駆られたのはもう30歳くらい。そのままじゃ古すぎて誰も耳を貸してくれないかもっていう恐怖もあり、なんか上手くミックスする事が出来ないかなぁなんて、何も分かってないのに生意気な事を考え始めたんで、そりゃ時間かかるわって漢字である訳です。でもね、なんか見切り発車でやるとなると、誰かが作った今のテクスチャーに近づけるしか無いわけじゃない?それはとっても失礼なので、少しでも曲げておかなきゃってわけで、色んな曲を作ってみましたよ。

Profile.JPG

(Tokyo Mud Steppersの頃)

でもどれも誰かっぽいんだな。と思って、色んな人のソロを聞き直してみるんだが、やっぱり誰のでも誰かっぽいんだなぁ笑。そりゃそうだ、歴史を紡いでるんだもの。じゃ、どこに属そうかな?と思い始めたんだけど、どれに属されるのも難しい時代の生まれなのですよ。ヒップホップという大ムーブメントが出てくる前の、ポップスの可能性を出し尽くした様な時代育ちなので、ビートルズから、ビーチボーイズ、メタリカにアイアンメイデン、サム・クックにアレサ、ジャパンにクラフトワーク、もちろんこの世の全ては聞いてないにしても雑多に色々聞いている世代。

メタルだけやるのとか無理だし、レイボーンよろしくって感じなのも今更どうなの?って感じだった。やっぱり仕事現場に行って同世代がいれば話してみたりするけど、やっぱり同じ様な境遇。とはいえ、好きなようにソロアルバムを出して頑張ってる人も沢山いるのに、僕は中途半端だなぁなんて思っていた。歌詞だって、昔の博多は「おいら」や「俺」、東京だと「僕」が多い、じゃ今はなんだろ?なんて迷ってた。そんな状態の時にヒップホップががっつり出て来てそりゃもう大変。音楽の作り方全てが変わってしまった感じ。

なんでもはじまりは未熟なもので、なんか音楽がインスタントになってしまった感じがして、本当に受け入れられなかったけど、今や本当に様々な素晴らしい人達が新しい在り方を示してくれて、可能性が広がった!15年前は本当にギター人気が落ちて来て、だんだんポップスがやることやること難しく難しくなっていって、だんだん手軽でもなんでもないクラシックの様なものに変わっていった気がしていて、正直だんだん新しい音楽に興味がなくなってしまった頃もあったんだけど、最近は沢山良いアーティストが出て来て楽しい〜。本当の意味でJust Musicという感じで音楽を聴ける時代な気がしてます。

なんかざっくり今までの心境を書いてしまったけど、なんかそんな音楽の変化に仕事の上で付いていくのが必死でしたな。ギターリストとしては勉強しなきゃならないから沢山聞くけど、それが血となり肉となるまでに時間がかかる。そんな風にだんだん時間が経っていくのでした。そしてやっと10年前ですよ、立ち上がるのは。

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(道場破りツアー at 久留米)

藤井康一さんという、今でもずっと全国飛び回って、様々な曲を書き、大ホールも寿司屋の2階でも場所も選ばず歌う、素晴らしい方に出会って影響されまくった。僕も少しでも広げようと東京〜名古屋〜福岡〜久留米とライブして回って、自分の事を知ってもらうしか無いなと曲を書いて、各土地のお友達や先輩に手伝ってもらってライブし始めました。

まぁぁぁぁセンターでバンドメンバーをひっぱっていくって事をやった事無かったから、ツアーだとのびのび弾けてたのが不思議なくらい、はじめはガクガク膝が震えていたなぁ。自分でセッティングするってのも大変で、面倒なやつにも絡まれ、ツアー中襲われたり、センターというのはこんなにも大変なのかと思ったのでした。でもこの頃から今回のアルバムに収録される曲を書き始めたのです(つづく)

※横のカテゴリの中の「ソロアルバムの道」を押してもらえれば、連載物として読める様にしてますので楽しんでもらえたら嬉しいですっ。

投稿者 burtman : 2017年4月27日 01:21